福岡旅行記1日目:久留米ラーメン・大砲
大砲に入店してみると、まだ開店したばかりなので、お客はまだほとんどいない。昔っぽい金のやかんがカウンターのところどころに置いてあり、その中には冷たいお茶が入っている。お店のつくりといい、全体的にレトロな雰囲気だ。
私たちは“昔ラーメン”というのを頼んだ。チャーシューや味付け卵、のりが入っているオーソドックスなものだ。運ばれてくるととんこつのかなりくせのある匂いがする。だめな人はだめかもしれない、というくらいの匂いだ。
スープを食べてみると、やはりかなり強烈なとんこつ味だ。最初はちょっととまどったけど、食べているうちにこの濃さがやみつきになりそう。にんにくの揚げたようなこまかいものがたくさん入っていて、それがまたおいしかった。
夫はこのラーメンがけっこう気に入ったもよう。博多に来て初めてのラーメンは、まずまず満足であった。おなかいっぱいになり、再び腹ごなしもかねて歩くことにした。キャナルシティの前はもう、あの有名な中洲だ。趣のある小さい橋を渡って中洲に行ってみた。
私たちが中洲に行ったのは、ちょうどお昼頃。多分中洲の活気のある時間は夜なのだと思う。私たちは真昼間の太陽の光がさんさんと降り注ぐ中、中洲の路地を歩いたのだ。しかも、私たちが通った路地は、なんとも怪しげなマッサージ屋などのいかにも風俗街といった路地で、お店の入り口には、ちょっといかついお兄さんや、迫力のあるおばさんがだるそうに座っていたりして、何だかけだるい雰囲気が漂っていた。
夫と二人で顔を見合わせ、なぜだか笑いが出てきそうだけど、こらえながらその路地を通り抜けた。そして中洲の先にある“清流公園”というところまで行き、「いや〜、何だか怪しげだったね〜」などと、普段は縁のない世界に触れて、ちょっと興奮気味に話した。
中洲には、屋台がにぎやかになる夜また来ようということになって、清流公園でしばらく一休みした後、また歩きだすことにした。中洲のあのけだるい怪しげな路地と、この公園の爽やかさが隣り合っているのが、何だか不思議な気がした。
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